最近は晴天が続いており、村の中を散策していてもとても気持ちがよい時期です。
こんなときこそ、四国村でゆったり過ごしていただけたら、
深まっていく秋の素敵な一日となりますよ。
さて、今回の「手のひらの上の仏像展」では、何点もの菩薩様にもご登場いただいております。
そのお姿は国により、時代により、王朝により、それぞれ異なっており、
さまざまなかたちで菩薩という存在をとらえていたのだということが
あらためて見て取れます。
個人的に今回一番のお気に入りの菩薩様です。
中国の唐7-8世紀の作品ですが、
高さ9㎝ほどの小さなお姿の中に優美なフォルムによる造形、
衣が流れるように柔らかく表現されているのが秀逸です。
写真よりも実物は数十倍美しいです!!
同じく中国の唐7‐8世紀の作品です。
こちらも素晴らしいですね。
軽快な愛らしさが感じられます。
高さは11㎝ほどのこれもまた小さなものです。
こちらは中国の隋7世紀初めの作品です。
素朴なかわいらしい感じです。
じっくりみると細やかな彫り込みが施されており、
手の込んだものであることがわかります。
高さは12㎝ほどです。
手のひらサイズの仏像にこめられた名もなき職人たちの技術の粋を
ぜひこの機会にご覧ください。
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