- 2016-10-18 (火)
10月8日の開幕以来、大好評の企画展「JAPAN BLUEの世界」。
藍や染色に関心のある方のみならず、観光でお越しの方やお子様もじっくりと鑑賞されているのも印象的な今回の企画展。
四国村ギャラリーでは”藍”について知識を深めていただくために、藍の歴史や、藍染めの技法なども紹介しています...
藍染めの原料となる「蓼藍(たであい)」と、藍で染めた経典や、紙、布の色見本帳も展示しています。
今回の企画展のディレクターである染色史家・吉岡幸雄氏は、古文書だけでなく、古布や裂(きれ=織物や紙、布の断片など)、色見本帳、天然素材で染められた古い文献など、様々な歴史資料を蒐集して、日本の伝統色を探求されています。
藍は、絹などの動物性繊維にも、麻や木綿などの植物性繊維にもよく染着し、褪色し難く、藍で濃く染めた布や紙は虫除け、蛇除けの効果があるとされています。大切な経典から野良着に至るまで多く藍染が用いられたのは、この性質があるからです。
そして、藍染めの技法もわかりやすく紹介しています。
「筒描(つつがき)」「型染」「絞り」「絣(かすり)」...
一般の方でもどこかで聞いたことがある言葉ですが、どうやって様々な文様や柄ができあがるかがイメージできます。
藍で染められた品を観覧いただく際に、これらの知識があるとさらに深くお楽しみいただけます。
四国村ギャラリーを訪れた折には、是非チェックしてみてくださいね!
★facebookでも最新情報をお届けしています★
Up-to-date information during the delivery at facebook
https://www.facebook.com/shikokumura/
- Newer: キンモクセイの香り、そして...
- Older: 子ども農村歌舞伎、秋の祭りムード漂う