「猪熊弦一郎 Form, People, Living 身の回りにある、秘密と美しさ」展のご案内
いよいよ4月18日(金)から、瀬戸内国際芸術祭2025がスタートしました。
四国村ギャラリーでは香川県ゆかりの画家・猪熊弦一郎(1902-1993)にフォーカスした企画展を1年間にわたって展開しますが、初日の18日は海外からのお客様を中心に、たくさんの方々にご来館をいただきました。



今回の企画展では、猪熊の創造活動の根底にあったであろう「身の回りにある、秘密と美しさ」をキーワードに、春は Form(形)、夏はPeople(人)、秋はLiving(住)を切り口にキュレーション。絵画はもちろん、スケッチ・オブジェ・コレクションアイテムに至るまで3会期それぞれの切り口で展観し、日常に潜む秘密と美しさを探ります。
キュレーションを担当するのは、国内外で 数々のデザイン賞を受賞しているクリエイティブ・ユニットのSPREAD。猪熊作品へのアプローチを、より深く拡張するきっかけとなるインスタレーションも必見です。
それぞれの会期中にしか出会えない作品の組み合わせ、四国村ギャラリーならではの空間の妙をぜひお楽しみください。
✿春会期 Form=形 4月18日(金)-7月19日(土)
猪熊が生涯を通じて到達したといっても過言ではない「形たちの調和」と、その周辺に光を当てる1期目。具象と抽象が入り混じり、形と形が見事に調和した作品で構成します。
✿夏会期 People=人 7月26日(土)-9月12日(金)
2期目は、猪熊が最初期から最期まで描き続けた「人」に着目。人の部分をとらえたものから他者との関係性を描いたものまで、様々な人の捉え方をご覧いただきます。
✿秋会期 Living=住 9月20日(土)-12月14日(日)
暮らしと描くことが融け合っていた、猪熊弦一郎。3期目は、身の回りにあるものを題材にした作品をはじめ、人とのつながりや日常を俯瞰した都市・宇宙をテーマにした世界観をご紹介します。
猪熊弦一郎(1902-1993)
香川県高松市生まれ、幼い頃から絵が上手で、東京美術学校(現・東京芸術大学)洋画科に入学し、洋画家の藤島武二に師事。東京、パリ、ニューヨーク、ハワイと拠点を移しながら国内外の芸術家と交流し、独自の画風を追究した。JR上野駅中央改札の壁画や『小説新潮』の表紙絵、三越百貨店の包装紙デザインなど活躍の場は幅広い。幼少期を過ごした香川県丸亀市に猪熊弦一郎現代美術館があり、「いのくまさん」の愛称で親しまれている。
SPREAD
山田春奈と小林弘和によるクリエイティブ・ユニット。長い時間軸で環境を捉えるランドスケープデザインの思考と鮮烈な印象を視覚に伝えるグラフィックデザインの手法を融合させ、あらゆる記憶を取り込み「SPREAD=広げる」クリエイティブを行う。
企画展のパンフレットは、下記のファイル名をクリックしてダウンロードできます。
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