四国村のお雛飾り2026
毎年たくさんの方にお楽しみいただいている「四国村の雛飾り」。
今年は2月14日(土)~3月23日(月)まで、四国村ミウゼアムの小豆島農村歌舞伎舞台で展示を行っています。
今年の特徴は、京都御所の紫宸殿(ししんでん)を模した「御殿飾り」を中心に展示をしていることです。
「御殿飾り」は江戸時代後期から昭和にかけて作られたもので、華やかな貴族の生活を表現した豪華な印象をあたえるお飾りです。東日本では「段飾り」が発展する一方、西日本では「御殿飾り」が人気になり、裕福な家庭では檜皮葺き(ひわだぶき)の華麗な御殿飾りが登場し、木工、金工、漆工、象嵌(ぞうがん)、造花、刺繍など、様々な美術工芸の粋を集めた一式も作られたそうです。
*檜皮葺き=ヒノキ(檜)の樹皮を用いて屋根を葺く、日本古来から続く日本伝統の屋根技法
*象嵌=異なる素材を組み合わせて模様や装飾を施す伝統的な技法。
しかしながらこの豪華な御殿飾りは、昭和30年代後半に入るとほとんど見られなくなります。複雑で繊細なつくりのため家庭での取り扱いが難しいことが大きな理由で、関東で流行していた「段飾り」が勢力を強めていく中で姿を消したと言われています。いまではほとんど見られないために、「幻の雛飾り」と呼ばれることもあるようです。
四国村ミウゼアムで展示する雛飾りは主に香川県内の一般家庭から寄贈していただいたもので、現在70組ほど収蔵していますが御殿飾りはその中で5分の1ほどしかありません。貴重な御殿飾りを、この機会に是非ともご覧いただきたいと思います。
今年の展示のもう一つの特徴は、美しい女性が配された羽子板飾りと市松人形もあわせて展示していることです。
ていねいな作りと愛らしい表情、そしてこれらの作品が作られた時代の匠の技のすばらしさを感じていただければと思います。
「四国村のお雛飾り2026」は3月23日(月)までです。
営業時間は火曜日を除く9:30-17:00(入村受付と四国村ギャラリーは16時30分まで)。
火曜日は休村日ですので、ご注意ください。
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