四国村カフェ
- 年代
1905年(明治38年)
- 旧所在地
兵庫県神戸市生田区北野町
- 指定区分
登録有形文化財
グリーンが鮮やかな明治時代の異人館でティータイムを
イギリス人のウィリアム・ダウン夫妻が住宅として建てた神戸異人館のひとつ。寄棟造、桟瓦葺き(注1)の2階建ての建物で、入り口にはポーチがつきベランダが広がるなど、明治後期に建てられたコロニアル様式(注2)の特徴をよく表しています。日本郵船の船員寮としても使われていたものを移築し、現在はカフェとして使われています。
家具調度品
店内の家具調度品は全てイギリスから取り寄せた、1世紀半前のビクトリア王朝時代のものです。
エントランス前のポスト
ロンドン西南部チェルシーにあったとされるポスト。夏目漱石は、英国留学中にこれらのあった街に住んでいたと伝えられています。
注1:桟瓦葺き・・・平瓦と丸瓦を一体化させた波型の桟瓦を使用した屋根の葺き方。
注2:コロニアル様式・・・建築・工芸様式の一つ。17〜18世紀のイギリス・スペイン・オランダの植民地で見られ、発展した。周囲にベランダを巡らせたものが典型的。
営業時間
9:30 ~ 17:30(オーダーストップ17:00)
定休日:年中無休
※貸切利用やメンテナンスのため臨時休業の場合あり
主なメニュー
コーヒーや紅茶の他、スパイシーなグルジアンティー、ケーキ、マフィン、コーヒーゼリーなどもあります。
客席数:45席
電話番号:087-843-3114