石畳広場周辺では、2か所でフヨウ（芙蓉）が咲き初めました。ピンク色の鮮やかな花を楽しんでいただけます。

まず1か所目は河野家住宅の前です。

フヨウは８月～10月くらいまでの期間、美しいピンクや白の大輪の花を咲かせる花木として親しまれています。

もともとは中国原産であると推測されており、室町時代にはすでに観賞されていた記録があるそうです。

フヨウはアオイ科 / フヨウ属（ヒビスクス、ハイビスカス属）に属し、以前ご紹介したムクゲと同じ仲間だそうです。

ムクゲとの見分け方ですが、雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウで、まっすぐなものがムクゲと区別できるそうです。

河野家の床の間には、さっそく四国村の生け花担当者によってフヨウの花が飾られていました。

もう1か所咲いているのは、石畳広場の藤棚の近くです。

芙蓉の花言葉には、「繊細な美」「しとやかな恋人」などがあるそうです。

また「変幻」という花言葉もあり、これは朝咲いて夕方にしぼむまでに、少しずつ花色が変化する品種の特性に由来しているそうです。

2か所の花ともに、たくさんのつぼみがついていますので、しばらくは花を楽しめそうです。

この機会に、「しとやかな恋人」に会いに来てはいかがでしょうか。