まんさくの花

今日1月20日は二十四節気の「大寒」で、一年で最も寒い時期となります。
奇しくも今年は、今週末から来週にかけてこの冬最大の寒波が到来の予報で、まさに暦通り。
しばらく続きそうな寒さをの乗り越えると次は「立春」、少しずつ春の足音が近づく時期へと向かいます。

村内では、江戸時代の発明家「久米通賢」旧宅の前で「まんさく」の蕾がほころび始めました。
春が近づくと「まず咲く」が訛って「まんさく」という名前が付いたとも言われています。
漢字で表すと「万作」または「満作」となり、昔はこの花が無事に咲くと新しい一年が「豊年満作」となるという縁起の良い花としても親しまれていたようです。

本来は落葉後の2~3月に花が咲きますが、今年はこれまで暖かい日が続いたためか、例年より1~2週間早めに開花。
蕾がはじけてクルンと伸びる鮮やかな黄色の花が、冬の次には暖かい春が待っていることを教えてくれているようです。

春に向けた準備もスタートしている四国村ミウゼアム。

最高地点にある灯台や退息所の前の花畑にはチューリップの球根を植えつけを行っています。
近日中には落ち葉が降り積もった「染が滝」の年に一度の清掃も始まります。
(1月下旬~2月上旬にかけて、滝の流水はストップさせていただきます。あらかじめご了承くださいませ。)

また、ひな人形の展示準備も開始。

農村歌舞伎舞台にズラリと並ぶひな飾りは、2月中旬の公開へ向けて設え作業を進めます。

※上の写真は丸亀藩斥候番所の様子です。おひな様は並べ終えた箇所から公開をしています。

※小豆島から移築した農村歌舞伎舞台に数多く並ぶひな飾り(メイン展示)は、2月中旬ごろ公開予定です。