ミウゼアムの風景(6月17日撮影)
香川は梅雨の中休みを迎えています。おかげさまでちょっとムシムシした感じはあるものの、過酷な猛暑からは解放されています。施設内を歩いて撮影した写真をご紹介します。
✿キミガヨラン
四国村でも石畳広場の近くにだけ咲く北アメリカ原産のリュウゼツラン科の植物です。名前の由来をAIで検索をしてみたところ明確な出典はなく、日本の国歌「君が代」には「長く続く」「永遠」を意味するイメージがありますが、この植物の長く伸びる葉姿や丈夫な性質が長寿を連想させることから付けられたと説明されることが多いようです。
✿ロウバイの実
河野家住宅の前は春先にロウバイの甘い香りで満たされる場所ですが、たくさんの実がなっていました。
イカの赤ちゃんを思わせるような、どこかしらユーモラスな形です。食べられそうに思えますが、ロウバイは名前に「梅」と入っていますがウメではなく「ロウバイ科ロウバイ属」の植物で、「バラ科サクラ属」のウメとは全く異なります。ロウバイの実には毒がありますので、決して口に入れないようにお気を付けください。
✿ノウゼンカズラ
河野家住宅の前、ロウバイの下ではノウゼンカズラが咲いています。夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつけます。原産は中国で日本には平安時代には渡来していたと考えられています。
漢字で書くと「凌霄花」。「霄(そら)を凌(しの)ぐ花」の意味で、つる性植物で高いところによじ登ることから付けられたそうです。「凌霄の花(のうぜんのはな)」は夏の季語になっており、正岡子規は「家毎に凌霄咲ける温泉かな」という句を詠んでいます。
✿キバナコスモス
下木家北側の坂から旧大久野島灯台へ至る散策路では、キバナコスモスが咲いています。原産地はメキシコ、標高1600m以下の地域に自生するそうです。日本には大正時代の初めに輸入された記録が残っているそうです。6月から10月が標準的な開花期で、長く花を楽しむことができます。主な花言葉は「野性的な美しさ」「自然美」「おだやかな愛情」だそうです。
✿キョウチクトウ
灯台エリアではキョウチクトウが満開です。白だけではなくピンクの花もあります。原産地は地中海沿岸地域や中東・南アジアとされていますが毒性を持つことが古くから知られていたようで、ギリシャ神話や文献ではキョウチクトウ(夾竹桃)は「美と危険」を象徴する植物として扱われることがあったそうです。
✿民家を彩る生け花をご紹介
村内の古民家を彩る生け花を担当するスタッフは、花材のほとんどすべてを村内の植物で賄っています。お花の少ない時期はいろいろと知恵を絞って工夫を凝らしていますが、国内のお客様はもとより海外からいらっしゃるお客様にもお褒めの言葉をたくさんいただいています。そうした中から今の時期にご覧いただけるいくつかの例をご紹介しましょう。飾っている家はあえてお伝えしませんので、村内をめぐって探してみてください。
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