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手のひらの上の仏像展2

台風一過、空気は澄み渡り、とてもさわやかな一日ですけど・・。

台風の過ぎ去ったあとの四国村を歩くときはどきどきします。
雨風による建物への被害が出ていないか、とても心配です。
幸い今回は被害はありませんでしたが、
木々の枝が折れて吹き飛ばされ、地面にたくさん散乱している有様には心が痛みました。
自然の恐ろしさを感じさせられますね。

さて、今回の展覧会では、少しかわったコラボレーションがみられます。

中心となるのは中国の古い金銅仏と飛鳥~奈良時代にかけての讃岐の国に由来する
金銅仏なのですが、
染織史家吉岡幸雄氏の展示協力もいただいております。

吉岡氏は京都にある古い染物屋、染司よしおかの5代目で、
植物による染めにこだわり、
昔の日本でみられた色彩の再現を試みておられ、
東大寺など古い寺社の儀式に用いられるものを制作されています。

今回の展覧会では
天然の植物による染料で染め上げた作品をいくつか展示させていただいており、
まさにこれらの仏像が作られたのと同時代の色彩を見て取ることができます。

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これは吉岡氏の六色幕です。
寺院などでは五色の幕によって仏事の際にもちいられますが、
吉岡氏は紫にこだわり、あえて紫を用いています。
天然の植物染料だけとは思えないほど色鮮やかな色彩にとても驚きました。

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これは幡(ばん)というものです。
今でも仏教の寺院などでみることができますが、
古代インドでは「パータカ」と称され、覚りをひらいた者や勝者のしるしとされたものであり、
幡は仏教の旗印となって、仏教の往くところ仏教の存在するところにこれが立てられたそうです。

展示会場では吉岡氏によって作成された、法隆寺の幡、東大寺の幡、
正倉院御物に由来する幡の再現したものを見ることができます。

天然染料は光に弱いのであまり明るい中ではご覧いただけませんが、
天平時代の豊かな色彩をお楽しみください!

手のひらの上の仏像展1

四国村ギャラリーでは、9月13日から11月30日まで、
特別企画展「手のひらの上の仏像」を開催しております。

これは中国や日本の金銅仏の展覧会なのですが、
金銅仏と聞いてイメージするような奈良の大仏などの大きなものではなく、
本当に小さな、手のひらサイズのかわいらしい繊細な作品をあつめて展示しています。

これから数回に分けて、この展覧会についてご紹介していきますね。

ギャラリー入口から入ってすぐ、これらの仏像が皆様をお出迎えします。

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これらは中国の北魏の時代に作られた金銅仏の画像を拡大したものです。
実際のサイズはどちらも27㎝程度。
しかし、これぐらいの大きさに引き延ばしても、すごい迫力だと思われませんか?

ぜひ本物と見比べてみてください!

2014年度特別企画『手のひらの上の仏像』展

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四国村ギャラリーでは9月13日から特別企画『手のひらの上の仏像』展を行います。

遠くインドで生まれた仏教が中国、朝鮮半島、日本へ伝わってきました。

日本に伝わった仏教はインドからの直接的なものではなく、中国、朝鮮半島などの国々の仏教の伝播を経由してたどり着いたものです。

東アジアの大国であった中国では、紀元後100年に仏教が伝わって以降、多くの王朝が興亡を繰り広げながら、時代ごとにさまざまなかたちの小金銅仏が制作され、人々の祈りの対象として大切にされてきました。

朝鮮半島、日本へとその流れが続いていく中で、香川県にも優れた金銅仏が伝わっていることは、あまり広くに知られていません。

今回の企画展では、中国の金銅仏を中心に、香川県内に由来する白鳳天平期の貴重な金銅仏も含めて紹介しながら、人々の生活の中で親しまれてきた小さい仏像の愛らしいお姿をみていきたいと思います。 


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四国村ギャラリー 休館のお知らせ

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四国村ギャラリーは、展示替えのため

2014年9月1日(月)~12日(金)の間、休館させていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいませ。

なお、9月13日(土)からは、特別企画「手のひらの上の仏像」展を開催しています。

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