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【その1】企画展「かがわの農村歌舞伎」資料のご紹介

現在、四国村では「かがわの農村歌舞伎」展を開催中です!
その展示資料の一部をご紹介したいと思います。

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一昨日昨日と、こんぴらの金丸座でさぬき歌舞伎まつりが行われていましたね。
県内で継承されている農村歌舞伎を一同に見れるよい機会だったのではないでしょうか。
歌舞伎を見物する際にかかせないのが、割盒弁当です。”わりごべんとう”と読みます。

割盒弁当は、岡持ちのような箱の中にいくつもの小さなお弁当箱が詰まったものです。
農村歌舞伎は家族だけでなく、親戚も呼んでみんなで楽しむハレのものでした。ですので、親戚分のお弁当も作ってふるまうために沢山お弁当を作ります。
中身は、型で抜いたごはんと、煮しめ、たまご焼きなどで、現在の幕の内弁当ですね。

ちなみに展示している割盒弁当は、弘化4年(1851)の銘が入っており、現役でも使用されています。
農村歌舞伎を、より楽しむための道具が作られているのは興味深いですね。


今回の企画展はきらびやかな歌舞伎衣裳だけでなく、割盒弁当のような歌舞伎にまつわるものも展示しています。
ぜひ、お越しください~!


(画像をクリックすると拡大します。)


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「かがわの農村歌舞伎」展
 かがわの農村歌舞伎は江戸から明治にかけて盛んに行われていました。とりわけ小豆島内では100以上の芝居小屋が存在し、歌舞伎や浄瑠璃が上演されていました。
豪華な衣装の中には還暦や古希の祝い、伊勢参りの記念などに奉納したものもあり、土地の人々にとって農村歌舞伎は特別なものといえます。現在でも、県内では小豆島や東谷、白鳥で上演されています。
 今回の企画展では、人々の農村歌舞伎に対する思いが、娯楽を越えて文化として受け継がれコミュニティーに与えた様子を、小豆島土庄町の大部(おおべ)と肥土山(ひとやま)の衣装や道具類などの展示を通してご紹介します。

■会期:2012年10月27日[土]~2012年12月9日[日] 会期中無休
■開館時間:9:00~17:00(11月1日以降16:30まで)
■入場料(前売り券):一般1200円(1100)/高校生700円(600)/小中学生500円(450)/幼児以下無料

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