冨木田家砂糖しめ小屋
- 年代
1800年代後半(明治時代初期)
- 旧所在地
香川県坂出市青海町
- 指定区分
国指定重要有形民俗文化財
砂糖づくりの最初の工程の作業場は、丸い屋根が目印
“砂糖しめ”とは、サトウキビの汁をしぼるという意味。砂糖の製造工程の最初に、ここでサトキビの搾汁作業が行われていました。円錐形の小屋で現存するのは全国でも四国村ミウゼアムにある2つだけです。かつて香川県では「讃岐三白(さぬきさんぱく)」と呼ばれる砂糖・塩・綿の生産が盛んで“和三盆糖”で知られる地域に根ざした伝統産業を今に伝える貴重な建物です。
丸い屋根
屋根も建物の形に合わせて、大きな唐傘を広げたような円錐形の茅葺き屋根がかけられています。内部は柱がなく大きな梁で支えられています。